初夏の札幌は、光が強まり、風が軽やかに流れる季節。
身体の内側では、春に芽吹いた“気”が夏の“陽”へと向かい、
ホルモンのリズムも活発になります。
けれど、気温差や湿度の変化で、
自律神経やホルモンのバランスが揺らぎやすい時期でもあります。
「なんとなく疲れやすい」「眠りが浅い」「肌の調子が不安定」——
そんなサインは、気血の流れが少し滞っている合図です。
気血の巡りとホルモンの関係
東洋医学では、女性の身体は
「血(けつ)」と「気(き)」の調和で保たれると考えます。
血は栄養と潤いを運び、気はその流れを動かす力。
この2つが整うことで、ホルモンのリズムも安定します。
気が滞ると、イライラ・頭痛・肩こり。
血が不足すると、冷え・疲れ・肌の乾燥。
どちらも「巡り」が乱れたサインです。
巡りを整える養生ポイント
⚫︎ 朝の軽い運動で気を巡らせる
ウォーキングやストレッチで、体内の気の流れをやさしく動かします。
朝の光を浴びることで、ホルモン分泌も整いやすくなります。
⚫︎ 食事で血を養う
旬の野菜・豆類・赤身の魚などを取り入れましょう。
特に、鉄分・ビタミンB群・良質なタンパク質は「血」を補う味方です。
⚫︎ 深呼吸で自律神経を整える
忙しい日ほど、ゆっくり息を吐く時間を。
呼吸が整うと、気の流れが自然に落ち着きます。
鍼灸で巡りを整える
鍼灸では、首・肩・背中の緊張をゆるめ、
気血の流れを整えることでホルモンバランスを助けます。
特に「肝」「腎」「脾」をやさしく調えることで、
女性のリズムが穏やかに整っていきます。
結び
夏前の季節は、身体が“陽”へと向かう準備をしている時期。
気血の巡りを整え、ホルモンのリズムをやさしく支えることで、
心も体も軽やかに夏を迎えられます。
朝の光を浴びて、深呼吸をして、
花の香りのように自然なリズムで過ごしてみてください。

- コラム
- 診療項目