夏至 ― 光が最も満ちる日
夏至は、一年でいちばん陽のエネルギーが満ちる日。
空気は明るく、昼の時間が長く、身体の外側は“陽”に包まれます。
けれど、自然のリズムはここから静かに転じていきます。
夏至を境に、陽はピークを迎え、
身体の内側では 陽から陰へと移行する準備 が始まります。
夏至の頃、梅が色づき始めます。
一年で最も陽が満ちるこの時期、身体の内側では静かに陰への移行が始まります。
梅の香りのように、季節の変わり目をやさしく感じながら過ごしましょう。
土用 ― 季節の移行期に身体を整える時間
夏至のあとに訪れる「土用」は、季節の変わり目。
東洋医学では、この時期は “脾(ひ)”を整える期間 とされています。
脾は、消化・吸収・気血の生成を担う大切な臓。
湿気・冷房・冷たい飲み物で負担がかかりやすく、
疲れやすさ・食欲のムラ・むくみなどが出やすくなります。
土用は、 夏の疲れをやさしく回復し、秋の体調を守るための養生期間。
土用灸 ― 伝統的な“巡りを整える”養生法
土用の時期に行うお灸は、 身体の中心を温め、巡りを整える伝統的な方法。
・胃腸を温める
・冷えを防ぐ
・気血の巡りを助ける
・季節の疲れをリセットする
光と影のあいだにあるような、 静かで深い温かさが身体に広がります。
生活養生(今日からできること)
⚫︎ 冷房の使いすぎに注意
外は暑くても、室内の冷えが脾を弱らせます。
⚫︎ 温かい食事を一品プラス
しょうが・ねぎ・味噌汁・常温の飲み物 → 内側の“陽”を守る味方。
⚫︎ 夜は早めに休む
陽のエネルギーを静かに沈めることで、 翌日の巡りが整います。
結び
夏至から土用への移行は、 身体のリズムを整える大切な時間。
光が満ちる季節の中で、
「光と静けさのあいだ」に身を置きながら、
巡りを感じて過ごしてみてください。
身体は季節とともに、 静かに、やさしく変化していきます。

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